ジャコモ・プッチーニ「ラ・ボエーム」ジョン・健・ヌッツォ
2024.1.13(土), 14(日)
18:00開演(15:00開場)
中城城跡
管弦楽 琉球交響楽団
指揮 大勝 秀也
中城城跡 幻想夜を彩るプロジェクションマッピング
時代に翻弄された築城の天才・護佐丸の完成させた世界遺産・中城城跡で、時代に翻弄される若者の悲恋を描いたG.プッチーニの名作「ラ・ボエーム」を公演する。ロドルフォ役には世界的オペラ歌手、ジョン・健・ヌッツォ氏を招聘、沖縄を代表する歌手陣と国内外で活躍する歌手が集結し、海外のオペラ劇場にて音楽監督を務めた指揮者、大勝秀也と琉球交響楽団の管弦楽によるダイナミック溢れる野外オペラが融合する。
コロナや国際情勢など、私たちも今まさに時代の荒波にさらされるなか、激動の時代に信念や愛を持って生きていく若者たちのドラマを、世界遺産の壮大なロケーションで鑑賞いただく。会場内にはキッチンカーも出店し、県内食材を生かしたお弁当の提供など、食×琉球文化×西洋文化のちゃんぷるーを五感で体験する唯一無二のフェスティバルである。
1830年頃のパリ。クリスマスイブのひどく冷える晩に若いボヘミアンの芸術家の卵、画家マルチェッロと詩人ロドルフォは仕事をしようとしているがうまくいかない。そこへ音楽家ショナール、哲学者コッリーネが加わり、若者4人は貧しいが心は豊かに理想を高く持って楽しく過ごしていた。クリスマスなので外で食事を取ろうとマルチェッロ、ショナール、コッリーネはカフェ・モミュスへ先に出かけ、詩人ロドルフォは一人部屋に残っていた。そこへロウソクの火を借りに来た隣人のお針子ミミが現れ、二人は出会ってすぐに恋に落ちる。4人組のひとり、マルチェッロもカフェ・モミュスで元恋人のムゼッタと再会、再び恋を燃えあがらせる。
それから2ヶ月が経った雪の降る寒い夜、ロドルフォとマルチェッロが宿泊している山小屋にミミはロドルフォとの愛に不安を覚え、マルチェッロへ相談をしにやってくる。一方ロドルフォは自分の貧しさゆえ、胸を患うミミを救うことができない。彼女のためには別れた方がよいとマルチェッロへ相談していた。2人の会話を隠れて聞いてしまったミミは、ショックに打ちひしがれ、後ろ髪をひかれながらも春に別れることを決意する。浮気性のムゼッタに耐えられなくなったマルチェッロもその場で喧嘩別れをしてしまう。
終幕、屋根裏部屋では以前のように若者4人が集まっている。恋人との別れで失意の中にいるロドルフォとマルチェッロのもとに、ムゼッタが衰弱しきったミミを連れてくる。ミミは、命の火が消える前にもう一度ロドルフォに会いたいと願っていた。思い出を語り合う二人、冷え切った屋根裏部屋で熱かったあの日の愛を思い出すが時は待ってくれない。友人たちの見守る中、ミミは静かに息を引き取る。
テノール
ロドルフォ
2000年にウィーン国立歌劇場にデビューし、オーストリア芸術新人大賞受賞。フォルクスオーパー、ザルツブルグ音楽祭に出演後、2003年よりメトロポリタン歌劇場に出演。NHK紅白歌合戦への出演やNHK大河ドラマ「新選組!」メインテーマを歌うなど、クラシックファン以外にも抜群の知名度を誇る。類まれな声とテクニック、幅広いレパートリーで聴衆を魅了している。上皇上皇后両陛下とローマ教皇に歌声を披露した経験をもつほか、MLB、NFLやサッカー国際試合で国歌斉唱もつとめた。これまでグルベローヴァ、ゲオルギュー、ブルゾン、ヌッチ等世界の名歌手や、N響、東響、札響、京響、東フィル、名フィル、仙台フィル、OEK、ミュンヘンフィル等国内外のオーケストラへ客演。近年はドミンゴと歌劇「真珠とり」の二重唱や世界的ホルン奏者のバボラークとブリテンの珠玉の名作を共演し称賛を得ている。また「美しき水車小屋の娘」抜粋版の配信や、アメリカの作曲家の作品に焦点をあてたリサイタルにも精力的に取り組んでいる。第13回出光音楽賞受賞
オフィシャルサイトhttp://www.jkn-tenorissimo.com/
一般販売開始:2023年11月1日(水)0:00より
琉球料理のスペシャリストである琉球料理伝承人が表現する「琉球料理」。
地産地消の食材や伝統的な調理方法で
1つ1つの料理に込められた琉球の伝統料理を楽しめる
特別メニューをお楽しみください。
※日によって異なります。日にちのお間違いが無いようご注意ください
【料理監修】
照屋寛幸(てるや・ひろゆき)
暮らしの発酵ライフスタイルリゾート総料理長
沖縄県調理師会会長を務め、琉球料理伝承人として沖縄の食を
次世代への継承など様々取り組みをおこなっている。
会場に駐車スペースはございませんので中城村公共駐車場(400台駐車可能)をご利用ください。
駐車場:中城村公共駐車場(中城村字安里210番地)※中城村護佐丸歴史資料図書館隣り
一般社団法人北中城村観光協会