宮城御嶽(なーぐすくうたき)

  • 渡口隠れ家カフェ

渡口の集落から村道を島袋に向かうと左側に送電線の鉄塔が建っている丘陵がある。

この丘陵上に宮城御嶽がある。30mほど下方の宮城之殿を見守るような位置にある。宮城之殿付近には、かつて宮城村(ナーグスクムラ)があって、この御嶽は、その集落の腰当(くしゃて)としての拝所であった。『琉球国由来記』に「宮城ノ嶽 渡口村 神名 アフヤネノコバヅカサノ御イベ」とあり、島袋巫(ノロ)の崇所とある。祠は、高さ60cm、幅79cm、奥行き69cmで、屋根は、一枚の砂岩ででき、左右の壁は、数個の砂岩を積み上げ、後ろの壁は一枚の砂岩でできている。神体は30cmの砂岩である。現在、村落では、ウマチー(旧2月15日、旧5月15日、旧6月15日)と旧6月25日、旧12月24日(フトチヌウガン)に渡口の殿からウトーシ(遥拝)で拝する。宮城門中は、旧6月25日に拝するという。

MAP

地図

GALLERY

ギャラリー