喜舎場公の墓(きしゃばこうのはか)
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喜舎場公園の後方斜面の中腹にある。
公園の西側の道を登っていくとイーヌカーに道じ、手前を右にまがって墓への参道を登りつめたところにある。公の墓は、琉球石灰岩の上に石を積み上げ、その上に反りのある方形の屋根をのせてある。墓碑が向かって右に建ち、「昭和十二年八月建設」の銘がある。喜舎場公は、喜舎場村の創建者といわれる。『球陽』(1745年)の外巻『遺老説伝(いろうせつでん)』に、「往昔、喜舎場公ナル者有リ、此ノ村ヲ創建ス。因リテ喜舎場村卜名ヅク。是レ故ニ今二至ルマデ毎年二月、村長皆其ノ墓ヲ祭ル。墓ハ本村後岩二在リ」(原漢文)と記す。かつては二月に祭っていたが、現在は、旧9月18日に例祭が行われる。喜舎場公は、仲順大主と同時代の人といわれるので、13世紀初葉の人であろうか。墓所の南、トゥンの下方にある仲間根所(現在は、屋敷に火の神のみあり)は、喜舎場公の直系にあたるといわれる。
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