和仁屋間のテラ(わなまのてら)
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渡口交差点の北東側、約130mの平坦地にある南向きの石造建築物。
テラの構造は、桁・梁とも約3.4m、高さ1.35mの方形造りで、石灰岩の屋根の頂上には宝珠がある。壁は大方切石の布積みで、側面と背面に部分的に野面積みが認められる。前面入口部分の天井は、一枚の琉球石灰岩で、他の天井材は、第三紀砂岩である。中には高さ50~80cm程度の砂岩(ニービヌフニ)が四個あり、他に小石がいくつかある。これらの石は、ビジュル、ボージャーブトゥチ(赤子の仏)、クヮンマガハンジュウヌカミ(子孫繁栄の神)などと呼ばれている。祭祀は、渡口では行わず、一般に子宝に恵まれない婦人が子が授かるように祈っている。『琉球国由来記』(1713年)に「往昔、渡口村、高時卜申者、霊石ヲ権現卜崇、宮建立仕タル由、伝アリ」とあり、権現信仰の受け入れと変わり方を知るうえで貴重な拝所である。
INFORMATION
基本情報
郵便番号 | 901-230296 |
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住所 | 沖縄県中頭郡北中城村渡口96 |
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