王妃御墓(うなじゃらうはか)

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喜舎場集落の北側丘陵の頂上付近にある、琉球石灰岩の岩陰を塞いで造られた墓である。

この墓は、舜天王統三代目、義本王(1206年~?)の妃の墓所と伝えられる。義本王は、天災異変が相次いだことを理由に王位を英祖に譲って隠遁したとされ、国頭村辺土で没したとも、仲順で没したともいわれる。ここから、約150m東側にあるナスの御嶽に墓がある。しかし、この墓に葬られているという伝承もある。『北中城村史』(1971年)には、義本王の直系の子孫である花崎家の口伝として墓内には天次王(義本王)、真鍋樽按司、西之按司加那志、桜尚の厨子が安置されているという。

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