渡口の印部土手石(しるべどていし)

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印部土手石は、シルビグァー、原石(ハルイシ)ともいわれ、琉球王府が元文検地(1737~1750年)を行ったときの土地測量の目印と境界に使った図根点です。

印部土手石は、塚のように盛り上げられた土手の上に設置された。土手の破損は土地の混乱を招くため、その保護には特に気を配り、地方役人は年に二度(2月・8月)その点検が義務づけられたという。明治30年半ばの土地整理でほとんどの印部土手石が消失している。渡口の印部土手石は、渡口の殿のある丘の上にあり、細粒砂岩(方言名:ニービヌフニ)を利用し、「とくち原 ニ」と原名と仮名文字が刻まれている。碑の大きさは、高さ39cm、幅25cm、厚さ3.5cm。碑の周囲をサンゴ石灰岩で囲んで崩れないようにしている。平成9年10月1日に村の史跡に指定された。

INFORMATION

基本情報

郵便番号 901-2302
住所 沖縄県中頭郡北中城村渡口6

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