EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート
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「発酵」をテーマに、日々の暮らしを豊かに導きたい!
沖縄発ウェルネスホテル『暮らしの発酵ライフスタイルリゾート』
病気にならない社会を目指して、暮らしの豊かさを伝えていく
沖縄本島中部に位置する北中城村(きたなかぐすくそん)の高台に、東シナ海と太平洋を一望できるホテル「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」はあります。
「病気にならない社会をめざす」をモットーに、訪れる方々の心身をリフレッシュさせ、滞在後の暮らしにもエッセンスを添えられる。健康をテーマにホテル全体を通じて「学び」の体験ができる、沖縄発の提案型ホテルです。
創業時から支え続ける副総支配人の前川幸輝さんにホテルのこだわりについて伺いました。
廃墟ホテルから暮らしを提案する滞在型リゾートホテルへ
「この建物は、沖縄が本土復帰を果たした1972年に、外資系ホテルとしてスタートしたんです。その後、色々経営母体が変わり、バブル崩壊で最終的に廃墟同然になってしまったんです。長い間『あの小高い丘の上に幽霊屋敷が建っている』と囁かれて県民としても悲しい思いがありました。そんなある日、私が勤めていた会社にリニューアルの話が来たんです」。
と前川さんは語ります。所属していたEM研究機構では微生物を使って土壌改良や建築資材、環境浄化、ゴミ処理などの環境を配慮した商品開発をしていました。これらの商品は説明が必要なものばかりで、当初は理解してもらうのに苦労しており、発信や体験ができる空間の必要性を感じていました。
そこで、廃墟のホテルをリニューアルしてこれらの研究成果を実際に体験できる空間を作ることになったのです。
「暮らしの発酵」の5つこだわり
1.心地よい空間
環境に負荷をかける合成洗剤を使わず、ホテルオリジナルのEM発酵液を使用したケミカルフリー清掃でホテル館内を清潔に保ちます。
また、室内の照明は落ち着いた明るさに保ち、装飾もシックな彩りにすることで深い眠りを促す癒しの空間を演出しています。
2.心と体が喜ぶごはん
ホテルには、ビュッフェレストラン「キタナカガーデン」、ロビー前に位置する「暮らしの発酵DELI&CAFE」、和食&琉球料理「結庵」、バー&コースディナーが楽しめる「星の庭」の4つのレストランがあります。これらのレストランでは、自社農場の有機野菜や平飼い卵を使った料理でおもてなし。生産者と共に食の安心安全を心がけています。
ヴィーガンやグルテンフリーなど多様な食のスタイルにも対応しています。また、館内施設から出る食品残渣は自社農場で発酵させ、堆肥にして農業に役立てる循環システムを採用する徹底ぶりです。
3.心身を整える温浴
館内にはスパが併設されており、オリジナル発酵液とハーブが入った大浴場やドライサウナ・ミストサウナ、そして岩盤浴があります。特にオリジナルセラミックスを配合した岩盤浴は体の芯からじんわりと温め、ドライサウナでは出すことができない体の老廃物を汗と一緒に出してくれます。
4.脱プラスチックの取り組み
客室に設置するアメニティも無添加ものを中心に、使い捨て歯ブラシの原材料も竹に変更しました。客室のお水はペットボトルを廃止し、各階に設置したウォーターサーバーからホテルオリジナルのミネラルウォーターを提供し、不要なゴミを削減する取り組みを行っています。
5.日々の暮らしを豊かにする体験
ホテルの大きな目標は「病気にならない社会を目指す」こと。
癒しだけでなく発酵をテーマにしたホテルのコンセプトを体験してもらい、帰宅後も同じ暮らしが継続できるように、味噌づくりなどのワークショップを開催したり、ホテルで使用する健康や環境に配慮した商品も販売しています。ビニール袋を廃止して紙袋を再利用するなど、ゴミ削減や脱プラスチックの環境に配慮した取り組みも行っています。
EM発酵液やミネラルウォーターのほかスタッフがリサーチしている健康食品や商品がショップに並んでいます。無農薬や有機野菜にこだわった生鮮食品や環境に配慮した洗剤もあり、宿泊客だけでなく地域の人々にも愛されるショップです。
客室には『暮らしの発酵手帖』というフリーペーパーが設置されています。食に関するホテルの取り組みやおうちで実践できるレシピ、ナチュラルな暮らしを実現できる情報など、帰宅してからも継続的にホテルが提案した暮らしができる情報を発信しています。
「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」がめざす沖縄の未来
立ち上げから20年近く関わる前川さんは、生まれも育ちも沖縄です。この仕事に就くまで、そこまで健康に気を使う暮らしではなかったと語ります。今ではスーパーに行くと、自然と食品の裏側を確認するようになりました。
「おかげさまで沖縄の観光が元気なので売上も右肩上がり。でも『沖縄』というリゾート地にあるホテルの一つになることに違和感がありました。もっと自分達の強みを生かした「暮らしの提案」を前面に出したい思いが募り、2022年ホテルの名前を『暮らしの発酵』に変更したんです。まさに原点回帰ですね。これだけコンセプチュアルなホテルって沖縄ではここだけです(笑)。健康だけでなく環境に配慮したホテル経営を沖縄から世界に広めていけたらと考えています。なにより、ホテルを利用してくださるお客様から聞こえてくる評価が新たなやりがいにつながっています」。
私たちが抱えるさまざまな課題に向き合い、お客様の心身を健康に保ちながら持続可能な暮らしを根づかせていく。沖縄から新時代のリゾート体験ができる北中城自慢のホテルです。
沖縄CLIPフォトライター monobox(河野哲昌、こずえ) http://okinawaclip.com/ja/detail/711
INFORMATION
基本情報
郵便番号 | 901-2311 |
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住所 | 沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478 |
定休日 | 不定休 |
電話番号 | 098-935-1500 |
公式URL | https://kurashinohakko.jp/ |
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